人気、実力ともに注目を集めている原英莉花さん。
中学生までは有名な選手ではなかったそうですが、高校生の時にあのジャンボ尾崎さんに指導を直談判しにいきました。
そのことにより、技術や精神的にもタフになり勝てる選手になっていきました。
今回は、原英莉花さんの出身の中学校と高校、高校時代にジャンボ尾崎さんに指導を仰ぎにいった話を紹介していきます。
原英莉花の学歴は?
原英莉花さんは、地元の横浜市内にある磯子小学校出身で10歳からゴルフをはじめています。
中学校ではゴルフ部はなく、高校もゴルフ部は強豪校ではありませんでした。
しかし、ゴルフへの情熱が行動を起こさせてたのでしょう、高校生の時にジャンボ尾崎さんに弟子入りを志願。
そんな想いを駆り立てた原英莉花さんは、どんな学生時代を過ごしてきたのか紹介していきましょう。
原英莉花の出身中学
10歳の頃の原英莉花さん
出展元:日刊スポーツ
原英莉花さんは、横浜市立岡村中学校の出身です。
原英莉花さんの出身の岡村中学校は、多くの有名人が輩出された中学校です。
ミュージションのゆずの北川悠仁さん、岩沢厚治さんが出身の中学校で知っている人も多いかもしれません。
その他、初代月光仮面の大瀬康一さん、ミュージシャンの小川貴之さん、元プロ野球選手の佐野元国さん、ミュージシャンで歌手の杉山清貴さん、元女優・タレントの青山美恵子さん、女子プロレスラー・元柔道選手・元参議院議員の神取忍さんがいます。
岡村中学校にはゴルフ部が無かったので、原英莉花さんは部活に所蔵しないで、学校が終わったらゴルフ練習場に行く生活を送っていたそうです。
朝は学校に行く前に必ず走り込みをし、学校が終わればクラブを片手にバスと電車を乗り継いで練習場に行ったそうです。
地元の磯子区にある「永取沢ゴルフ場」で練習していたそですが、中学校ではあまり成績を残せなかったものの、ゴルフをプレーしていて「とにかく楽しかった」と語っています。
その頃、関東地区で有名になっていたのが同世代のプロゴルファーの畑岡奈紗さんです。
同じコースでプレーしていても実力の差が歴然だったといいます。
しかし、原英莉花さんのゴルフへの情熱は高校時代でも衰えることはありませんでした。
原英莉花の出身高校
出展元:BS朝日
原英莉花さんは、神奈川県湘南学院高等学校の出身です。
湘南学院高校は1932年に開校した私立高校で、女子サッカーや女子バスケットボールが県内では強豪校として知られています。
2022年からは、「新4コース」を設けて、生徒の特性や探求心を深めるため生徒の育成に力を入れいます。
技術革新により、ITやAIの圧倒的な記憶力と計算力には人間は適いませんが、ITやAIと競争するのではなく、学校の概要ではそれらの仕組みをどう生かすのかが大切と述べています。
「なりたい自分」を発見するために、教職員の方は生徒と向き合う3年間の環境作りを大切にしているそうです。
原英莉花さんは湘南学園高等学校の校風にあるような行動力でメキメキを力をつけて、大会でも成績を残していくことになります。
- 2015年に全国高等学校ゴルフ選手権春季大会で60位タイ
- 2015年に神奈川県ジュニアゴルフ選手権で2位
- 2015年関東高等学校ゴルフ選手権で33位タイ
- 2015年にジャックバニージュニアチャンピオンシップで2位タイ
- 2015年に日本ジュニアゴルフ選手権競技で30位タイ
- 2016年に神奈川県ジュニアゴルフ選手権女子で優勝
- 2016年に日本ジュニアゴルフ選手権競技女子で55位タイ
行動力というのも、原英莉花さんはゴルフ部に所属していましたが、ゴルフ部は強豪校ではなかったので、ジャンボ尾崎さんに弟子入りすることになります。
それでは、ジャンボ尾崎さんとの出会いと2人の絆を紹介していきます。
ジャンボ尾崎との出会いが道標に
原英莉花さんは、高校2年生だった2015年に尊敬していたジャンボ尾崎さんの正式な弟子となります。
出展元:NEWSポスト
原英莉花さんはジャンボ尾崎さんとの出会によってゴルフの技術も上達していき、念願の日本女子オープンで初優勝しジャンボ尾崎さんから初めて祝福されることになりました。
ジャンボ尾崎との出会いと指導方法
原英莉花さんはジャンボ尾崎さんに指導をお願いするために、ジャンボ邸の直接訪問しました。
「知人の紹介で千葉のジャンボ邸を訪れた原がドライバーを披露すると、ジャンボの目の色が変わった。ただ、アプローチを見て『ダメだな』と一言漏らした。それでも『教えていただけますか』と原が頭を下げるとジャンボは『いつでも来い』と入門を認め、週末や夏休みに千葉に通うようになった」
出展元:NEWSポスト
高校生で、ジャンボ尾崎さんみたいなレジェンドゴルファーのダメ出しを受けても怯まない所が凄いですね。
ちなみに、笹生優花さん、西郷真央さんもジャンボ尾崎さんから指導を受けています。


ジャンボ尾崎さんは、「基礎体力と基礎練習こそもっとも大切」という信念をもっていて、
「一日中バンカーから打たせたり、シャドースイングを何時間もやらせるなど、反復練習は徹底している。
出展元:NEWSポスト
その他、ソフトボールを短いクラブで打ったり、重い野球用のマスコットバットでの素振りや、キャッチボールをさせるなど他のスポーツの要素を取り入れるのもジャンボ尾崎さん流。
時には、「打ち方が悪い」と一言だけの残し、自分で考えることも自主性に繋がるとして指導。
ジャンボ尾崎さんが最後にツアーで優勝したのが、2002年のANAオープンで原英莉花さんはまだ3歳。
全盛期は強面で不遜なイメージがありましたが、原英莉花さんや他の女子選手には現役バリバリの頃と違う接し方をしているといいます。
「ジャンボがトップダウンで教えるのではく、メンバーが練習やラウンドを通して競い合うことで技術を高めていく。
今ではジャンボもすっかり丸くなった。弟子のための素振り棒や柄の短いラケットなど練習道具作りは彼の仕事で、朝早くから庭や芝生の手入れもします。若い女子選手がジャンボ邸を最初に訪れる時、庭を手入れするジャンボを“掃除のオジサン”と勘違いして挨拶することが恒例だそうです」
出展元:NEWSポスト
原英莉花さんはアマチュア時代は実績は乏しくのちに黄金世代とされる、史上最年少の15歳でツアー優勝した勝みなみさん、17歳で日本女子オープン史上アマチュアで初めて優勝した畑岡奈沙さんに実力差を感じていたといいます。
2017年の最終プロテストでは、ドライバーが激しく曲がりOBを6回打って2打差で不合格。
その後、ジャンボ尾崎さんにもらったシャフトを使って練習を重ね、曲がっていたドライバーショットは安定し、翌年は2度目の挑戦となった渋野日向子さんと一緒に合格しました。
そして、ジャンボ尾崎さんは日本女子オープンで初優勝した原英莉花さんの実力を認めることになります。
日本女子オープンの初優勝でジャンボ尾崎から祝福の言葉
2020年10月4日に日本女子オープンゴルフで優勝した原英莉花さん
出展元:JIJI.COM
日本女子オープンは原莉花さんの中学生の頃からの憧れの舞台。
2015年の高校生に初出場し毎年出場、その後ジャンボ尾崎さんにハッパをかけられて、2020年に見事優勝することができました。
日本女子オープンの2日後に原莉花さんは、ジャンボ邸を訪れ優勝報告すると、グータッチと共に、英語の発音で祝福の言葉をかけられたと言います。
ツアーで初優勝した時は「たまたまだよ」という言葉とは対照的に、今回ははじめてジャンボ尾崎さんに「おめでとう」と言われたそうです。
原英莉花さんは凄く感動したそうです。
ジャンボ尾崎さんが練習道具作りや庭の手入れをすることについて、
「教えるのは苦手だけど、若い子のゴルフを見ていると気持ちいい。自分のことより、そっちのほうが重点的になるような気がしてきたよ」
出展元:NEWSポスト
と語り高校生の頃から師弟関係の原莉花さんは、
「ここまでしていただいて有難い。道標としてちゃんとした方向に導いてもらった」
出展元:NEWSポスト
と答えています。
これからも、2人の素敵な関係が続いていってほしいですね。
まとめ
今回は、原英莉花さんの出身の高校と中学校、高校時代にジャンボ尾崎さんに指導を仰ぎにいった話を紹介していきました。
原莉花さんの行動力も凄いですが、ジャンボ尾崎さんの懐の深さも流石ですね。
また、新たな師弟での物語を見てみたですね。
