2022世界バレーに出場中の古賀紗理那選手が、9月28日の1次ラウンド第3戦の対中国との試合でブロッグ後の着地の際に右足首を負傷してしまいました。
その後、試合を続行できずに石川佑選手と交代。
9月30日のブラジル戦ではベンチ入りから外れ、10月2日のアルゼンチン戦ではベンチに入るものの出場の機会は得られてませんでした。
アルゼンチンに勝利したことによりD組の2位で第1次ラウンド通過が決定。
女子日本代表チームは、ロッテルダムに移動し4日古賀紗理那選手はベルギーとの対戦から3試合ぶりに復帰し活躍しました。
古賀紗理那選手は東京オリンピックでも右足を負傷していて、クセになっているのではないかと心配の声も聞こえてきます。
古賀紗理那選手の今大会の怪我の状況と、東京五輪での怪我とエピソードを紹介していきます。
女子世界バレーでの古賀紗理那選手の怪我の状況や原因は?
出展元:TBSNEWSDIG
オランダで開催されている世界選手権第1ラウンド第3戦。
2セット先取された第3セット、11-12と1点を追う展開で、古賀紗理那選手がブロックをしようとした際に、相手側コートに転倒。
その際に右足首を負傷した様子で、自力では立つことが出来ずにチームの関係者に支えられてコート外に出ていきました。
中国選手の足が一瞬、センターラインから出しているようにも見えましたが、センターラインから相手側に足が侵入すると反則になってしまいます。
足が完全に出ていなかったのと、タイミングが間違えば相手選手のほうが怪我をしてしまうのでプレーの勢いとしてそう見えたとでしょう。
精密検査の結果、軽い捻挫と判明したそうです。
捻挫は痛みが引いたからといって無理をすると「変形性関節症」という症状になってしまうので初期の処置が重要だそうです。
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古賀紗理奈那選手の復帰時期はいつ?
出展元:日刊スポーツ
9月30日のブラジル戦ではベンチ入りから外れ、10月2日のアルゼンチン戦ではベンチに入るものの出場の機会は得られず、4日第2ラウンドのベルギー戦から3試合ぶりに復帰しました。
11得点の活躍をし真鍋政義監督とハイタッチをし笑みがこぼれるほどに。
決勝トーナメント出場のために第2次ラウンドの初戦はを勝利で飾り、E組2位に浮上しました。
「まだ100%ではプレーしていなかったんですけど、しっかり点数を取ろうという気持ちでコートに入りました。チームとしてサーブが機能したのがまず1つと、オフェンスの部分で選手が変わったことで種類を増やした攻撃ができたのが今日の勝因かと思います」
出展元:日刊スポーツ
と、古賀紗理那選手はコメントを残しています。
まだ本調子ではありませんが、キャプテンとして気持を全面に出して勝ち抜いてほしいと思います。
古賀紗理那選手は東京五輪でも足首の怪我をしていた
古賀紗理奈選手は東京五輪で右足首で怪我をしています。
さらに思ったようにチームが機能しない中、敗戦し苦い東京五輪になりました。
出展元:Numaber
古賀紗理那選手は東京五輪でも怪我を負っています。
2021年7月25日の女子バレー日本代表の初戦。
ケニア戦で右足首を負傷し自力では立ち上がれず、車椅子で退場しています。
ブロックのポジションから古賀紗理那選手は跳び着地しようとした時、相手の足があり不用意な着地をしていまいました。
「私に踏まれてとっさに足を引いて、相手も避けようとしてくれたんですけど、結果的にそれがよくなかった。中途半端に足裏が掛かった状態で、かなりの勢いで捻ってしまった。『あー』終わった。」
古賀紗理那選手はショックで涙が止まらなかったそうです。
救急車で運ばれる中でも頭によぎるのはチームの事。
病院に運ばれるも絶望に近い感情だったそうですが医者からは、「靭帯の損傷はないので、腫れが引けば復帰できる」と診断を受け、心持が変わったそうです。
出展元:Numabe
古賀紗理奈選手は復帰できるなら、めちゃくちゃ痛いけど「痛くない」「大丈夫」と暗示をかけたそうです。
通常であれ復帰できる状態ではありませんが、自国開催の東京五輪では後悔を残したくなかったそうです。
チームのメンバーにも不安を悟られないように、元監督の中田久美さんに対韓国戦の前日に「明日は私もユニフォーム着てもいいですか?」と自らの意思を伝えたそうです。
その後スタメンを伝えられ驚いたものの、「足首は大丈夫です」と絶対負けれない試合だったために覚悟を抱いて試合に臨んだそうです。
しかし、韓国戦、続くドミニカ戦に敗れてしまいました。
負けたら終わりという試合でも全員が同じように闘志むき出し戦うことができず、結果チームはバラバラだったといいます。
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古賀紗理那選手の東京五輪の最後で溢れる想い
出展元:Numabe
感情が溢れたのは集合写真を撮影した時でした。
ケニア戦で勝った時に撮る予定でしたが、古賀紗理那選手が怪我でいなく撮ることができず、最後にキャプテンの荒木恵梨香選手を中心に集合写真を撮っている最中に、笑顔を催促されましたが思わず泣いてしまったと言います。
その後、選手村に戻ると同部屋だった荒木恵梨香選手から「痛いって言っていいんだよ」という言葉に泣きながら「痛かった。めちゃくちゃ痛かった」と初めて言ったそうです。
こうして、古賀紗理那選手の東京オリンピックは苦い経験となりました。
まとめ
日本女子バレーのキャプテンである古賀紗理奈選手の世界バレーと東京五輪での怪我の状況を紹介してきました。
2度の大舞台での負傷は肉体的にも精神的にも大きな苦痛が伴ったことでしょう。
東京五輪での驚くべき復帰ですが、本人曰く勧めないそうです。
五輪だったから復帰しましたが、特に中高生の頃は捻挫だからと甘くみる傾向があり選手や指導者もそう考えがちだそうです。
選手生命を考えるしっかりと休養してほしいと話をしをています。
世界で戦い痛みがわかって居る人だから、無謀と挑戦の意味の違いを伝えてくれている気がしました。
