NPBを代表する選手の一人となった村上宗隆。
東京オリンピックの決勝戦でも勝敗に左右するホームランを打ち、世界にもその存在は知られることになりました。
MLBでも大谷翔平が歴史的な記録を達成し、日本人選手の能力は高く評価されています。
シーズンも終盤に差し掛かり、村上宗隆の去就も気になる所です。
MLBのスカウトは日本に訪れ、もちろん村上宗隆のプレーを視察しその実力を絶賛しています。
本人もいずれ海の向こうでのプレーを望み、現地でも特集を組まれるなど舞台は整っています。
しかし、MLB特有の壁、そして移籍して活躍できるのでしょうか?
村上宗隆はいつメジャーに移籍するのか
出展元:日刊ゲンダイ
村上宗隆自身、MLBでいつかはプレーしたいと関係者に話している様子。
しかしながら、実力以上にある問題が浮上します。
労使協定で25歳未満の選手の海外移籍には、移籍金額の制限やマイナー契約からのスタートが義務付けられています。
それなので、早くでも2025年からの挑戦になることが現実的みたいです。
それでも、ヤクルトのOB曰く
村上選手のメジャーリーグ移籍願望が高いことは彼に近い関係者ならば誰もが把握し、承知している。現時点でその気持ちが固まっていないことは当然だが、全てはタイミングだと思う。
出展元:WedgeONLINE
という意見まであります。
米球界関係者も村上宗隆には
野球の違いになれるのはもちろん、野手は年間通して試合にでなくてはいけなくシーズンが163試合と多い。
長距離の移動や時差があるから若くて体力があるうちに挑戦するべき
と話しているそうです。
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村上宗隆にメジャーや全米から高い評価
村上宗隆本人が挑戦したいことはわかりましたが、現地の反応はどうなんでしょうか。
出展元:週間ベースボール
メディアでも村上宗隆の特集が組まれる
MLBの公式サイトでは、現在59本(2022年9月21日現在)のホームランを量産している、
ニューヨークヤンキースのアーロン・ジャッジの名前を出し、NPBで旋風を巻き起こしている村上宗隆の活躍ぶりを、
「ジャッジだけじゃない、海の向こう側で本塁打記録にの挑むスラッガーがいる
と題し記事で紹介しています。
さらに、米主要メディアも今から58年前に「サダハル・オー」(王貞治)が作った記録に並んだスラッガーの
「MUNETAKA MURAKAMI」(村上宗隆)について詳細にレポートしています。
各球団のスカウトからも村上宗隆は注目の的
MLBの複数の各球団はヤクルトの22歳のスラッガーに照準を定ています。
実際にヤクルト戦ではネット裏でMLB球団の関係者やMLB極東スカウトが村上宗隆を
詳細なレポートをまとめている姿を目にするといいます。
MLB極東スカウトからは順応力が素晴らしいと明かされます。
入団当初は弱点だったインコースへの対応も磨きがかかり、守備力も各段に向上。
日本人野手が環境に戸惑いインパクトを残せない所もあり、MLBでは順応力を重視している。
その点、村上には期待している。
アメリカの野球関係者はもちろんメディアでも話題に上がり、評価はうなぎのぼりといった所でしょうか?
村上宗隆がメジャーで通用するための条件
NPBで活躍していた選手が、MLBに移籍したとたんに
数字を残せないケースはよくあります。
村上宗隆が挑戦したらどんな壁が待ち受けているのしょうか。
出展元:讀賣新聞
①球の速さと角度の違いになれること
動きながら落ちる球の対応に苦労するといいます。
日本のプロ野球でも変化球は多彩になってきていますが、動きながら落ちる球の対応が大変。
チェンジアップとムービングファストボールには日本打者は悩まされています。
そんな中、大谷翔平は速いボールと変化球に対応できるテクニックに加え、瞬発力も高いことから
MLBでパワーヒッターとして成功を収めているそうです。
②ポジション争いに負けないこと
村上宗隆がMLBでプレーする際には、サードかファーストを守ることになると思いますが、
それらのポジションはクリーンアップを打つ強打者が多いのでそこに割り込んでいかなくてはなりません。
投手で結果を残しDH起用される大谷翔平とは環境が違いので、コンスタントに数字を残していかなくてはいけません。
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村上宗隆がメジャーの年俸と移籍金は?
出展元:Sportiva
村上宗隆がメジャーに移籍したら争奪戦になること必至だと思いますが、契約総額はいくらになるのでしょうか?
過去との選手の年俸を参考に考えてみましょう。
順位 | 名前 | 所属 | 対象年度 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | ダルビッシュ有 田中将大 イチロー 菊池雄星 黒田博樹 福留孝介 岩隈久志 松井秀喜 前田健太 松坂大輔 | カブス ヤンキース マリナーズ マリナーズ ヤンキース カブス マリナーズ ヤンキース ドジャース レッドソックス | 2018年 2014~19年 2009~11年 2021年 2014年 2011年 2017年 2006年~09年 2016年 2011年 | 2500万ドル(約27億5000万円) 2200万ドル(約24億5000万円) 1800万ドル(約19億8000万円) 1700万ドル(約18億7000万円) 1600万ドル(約16億8000万円) 1450万ドル(約15億9500万円) 1400万ドル(約15億4000万円) 1300万ドル(約14億3000万円) 1202万ドル(約13億2300万円) 1033万ドル3333(約11億3700万円) |
今大活躍中の大谷翔平が名を連ねていませんが、年俸が550万ドル(約6億8000万円)です。ちょっと少ない感じがします。
村上宗隆が今年の活躍を考慮に入れて、ヤクルトと来シーズン契約すると年俸4億年が妥当ともありますが、
10年100億円(年俸10億円)との声も聞こえます。
上の表の各選手の年俸を見ていると、人気と実力に必ずしも比例しているとは言えないですね。
村上宗隆がメジャーで挑戦の際は、最低でも年俸1000万ドルは超えてほしいですね。
まとめ
村上宗隆自身もMLBでの挑戦を希望し、海の向こうからも熱視線が注がれているので、近い将来MLBで活躍が期待されます。
NBPからスター選手がいなくなるのは少し寂しい気もしますが、今は地球の裏側の情報も直ぐに届く時代になりました。
現に大谷翔平の姿を見ない日がないくらいです。
今年のシーズンオフはどんな動きがあるのか楽しみです。
