大谷翔平選手はMLBで活躍中で、年間MVPの最有力候補とされています。
その活躍ぶりとは裏腹に、日本ハムから移籍する際にMLB特有のルールにより年俸が
日ハムよりも年俸が低くなってしまいました。
MLBのトップ選手となれば、NBPとは桁違いの年俸でプレーしていますが、
大谷翔平選手は何故、活躍の割には年俸が低いのか紹介していきます。
大谷翔平の年俸推移
大谷翔平選手は岩手の花巻東高校で、当時から打者と投手の二刀流で名を轟かせていました。
投げてはアマチュア野球史上初となる160mを記録、打っては高校通算56本塁打を放ち怪物ぶりを発揮。
メジャー入りは高校生の頃から希望していましたが、2012年のドラフト会議で日本ハムが1指名、
当時の栗山英樹監督が熱心に交渉を進め入団となりました。
出展元:日刊スポーツ
2014年にはNPB史上初の投手として11勝、打者で10本塁打で2桁勝利・2桁本塁打の記録を達成
2015年には投手として最高勝率、最優秀防御率、最多勝利を獲得
2016年にはNPB初の投手として2桁勝利、100安打、20本塁打
さらにNPB史上初となる投手、指名打者の2部門のベストナインとリーグMVPに選出
高校生の頃から物凄い記録を打ち立てていましたが、その勢いは衰えず、更に加速し日本ハム在籍中にも
数々の記録を達成していきます。
年度 | 年俸(推定) | 成績(投手) | 成績(本塁打) | チーム名 |
---|---|---|---|---|
2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 | 1500万円 3000万円 1億円 2億円 2億7000万円 54万5000ドル(5995万円) 65万5000ドル(7205万円) 70万ドルドル(7700万円) 300万ドル(3億3000万円) 550万ドル(6億500万円) | 3勝0敗 11勝4敗 15勝5敗 10勝4敗 3勝2敗 4勝2敗 登板なし 0勝1敗 9勝2敗 13勝8敗 | 3本 10本 5本 22本 8本 22本 18本 7本 46本 34本 | 日本ハムファイターズ 日本ハムファイターズ 日本ハムファイターズ 日本ハムファイターズ 日本ハムファイターズ ロサンゼルス・エンゼルス ロサンゼルス・エンゼルス ロサンゼルス・エンゼルス ロサンゼルス・エンゼルス ロサンゼルス・エンゼルス |
日本ハムに入団してからの5年間は成績と人気とが比例するように、着実に年俸がアップしていきました。
プロ3年目の2015年に年俸が1億円となったのは
「平成の怪物」と呼ばれた松坂大輔選手以来の史上2人目の快挙となりました。
しかし、大谷翔平選手の2022年の年俸が550万ドル(約6億8000万円)
メジャー日本人選手の年俸まとめ
順位 | 名前 | 所属 | 対象年度 | 年俸 |
---|---|---|---|---|
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | ダルビッシュ有 田中将大 イチロー 菊池雄星 黒田博樹 福留孝介 岩隈久志 松井秀喜 前田健太 松坂大輔 | カブス ヤンキース マリナーズ マリナーズ ヤンキース カブス マリナーズ ヤンキース ドジャース レッドソックス | 2018年 2014~19年 2009~11年 2021年 2014年 2011年 2017年 2006年~09年 2016年 2011年 | 2500万ドル(約27億5000万円) 2200万ドル(約24億5000万円) 1800万ドル(約19億8000万円) 1700万ドル(約18億7000万円) 1600万ドル(約16億8000万円) 1450万ドル(約15億9500万円) 1400万ドル(約15億4000万円) 1300万ドル(約14億3000万円) 1202万ドル(約13億2300万円) 1033万ドル3333(約11億3700万円) |
日本人の有名な選手と比べても明らかに年俸が低いですよね。
大谷翔平選手の年俸は「給料が低すぎる選手」で2位に選ばれるくらい、メジャー移籍当初から低く設定されていました。
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大谷翔平の2023年の年俸予想
出展元:日刊スポーツ
来シーズンの終了でFAとなれば、大谷翔平選手の争奪線が熾烈になってくることは必至です。
史上最高年俸を超える大型契約も予想されます。
今春のキャンプで球団と代理人とで非公式の交渉が行われ、
球団側は契約延長にメッツのシャーザー選手の年俸4430万ドル(約56億3000万円)を
越える必要性を理解しつつも長期契約はためらっているとのことでした。
とはいえ、現在MLBの最高年俸のシャーザー選手と同等以上の評価はしている様子です。
大谷翔平の年俸が低い理由は?
出展元:ELLE
MLBの労使協定により大谷翔平選手が移籍した際は当時23歳で、プロの経験も5年とうことから
MLBではアマチュア扱いとなりました。
当初はマイナー契約から始まりメジャーに昇格しても大型契約は禁止で、
メジャー1年目は全選手中で一番安い最低保証額になったわけです。
大谷翔平選手もそれは承知の上で、お金よりもMLBに早く挑戦したいとの移籍となったわけです。
メジャー特有の契約交渉のルールとは?
海外の選手がメジャーリーグでアメリカの選手と同じ扱いになるには、
「25歳以上で、自国内でプロ経験が6年以上」という条件があります。
日本でいかに有名で実力があったとしても、
協定により大谷翔平選手の年俸としての評価が低いものとなってしまいましたが、
2023年のオフでの年俸を期待しましょう。
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まとめ
MLBでベーブ・ルースの記録を103年ぶりに更新するなど、
記録にも記憶でも日々、私達を驚かせてくれる大谷翔平選手ですが、
年俸よりも、個人の数字よりも、チームの勝利を一番に願っているのではないかと思いました。
言わずもがな野球はチームスポーツなので、
MLBではワールドシリーズ制覇がその年の一番栄誉な事なので、
大谷翔平選手もその獲得を願っているに違いありません。

