大谷翔平選手は二刀流でのプレーの維持や、MLBの長いシーズンを戦うには日々のトレーニングや体調管理は必須項目といえるでしょう。
今回は、体調管理は欠かせない食事についてスポットを当てました。
大谷翔平選手が日々どんな食事をしているのか、栄養士の存在、高校時代の食事を紹介していきます。
大谷翔平は食事のメニューにもこだわっていた
食事も徹底していて、「食事はゲン担ぎで食べない。血液検査をして1%でもいい結果が出るように食べる物を決めている」
と語っています。
世界最高峰の選手は細部までこだわるからこそ、素晴らしい結果を残せるのではないでしょうか。
出展元:中日スポーツ
大谷翔平の食事のエピソード【高校時代】
出展元:Twitter
大谷翔平選手は今でこそ筋肉ムキムキですが、
入学当初は身長190cmで65kgしかなく、本当に細かったそうです。
技術的には申し分なかったそうですが、あとは体作り。
花巻東高校も以前は全員同じ量の食事を食べていたと言いますが、
菊池雄星選手が在籍していた2008年の秋から食事量は自主性に任せたそうです。
それぞれ体格も違うし食事制限もある選手もいるので、みんなで話し合って10杯、7杯、5杯、3杯といって食べる量をグループに分けたそうです。
監督やコーチが食べた量を管理するのではなく、そこも選手達に任せたといいます。
そのことにより、大谷翔平選手は卒業までに20㎏増えたそうです。
大谷翔平選手は食事に関しても高校時代からの自主性が、プロに入ってからの食事管理につながっているのではないでしょうか。
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大谷翔平の食事のエピソード【日本ハム時代】
出展元:サンスポ
2014年のシーズンオフの自主トレの拠点を置いた千葉・鎌ケ谷の寮の食事ではトンカツや空揚げが出されていましたが、
大谷翔平選手は「衣を全て取ってから食べます」と話していたそうです。
当時は体重の増量を目指していましたが、低糖質と高タンパクが大事とも語っていました。
しかし、2014年の後半に蓄積疲労によるスタミナ不足を痛感し、当時はクレープや甘いものが好きと知られていましたが、
「チョコレートは夜に食べない、食べるタイミングを考えている」と自制しました。
その成果により2015年には投手3冠に輝くとシーズン後には食事を一変。
「今は体を大きくするので特にそこまでこだわっていない」と、トンカツの衣も剥がさず、ビュッフェの揚げ物コーナーが新しく設置されると「夜はかなり食べている」とチームの関係者が明かしています。
出展元:Twitter
2015年の12月には、ダルビッシュ有選手と合同トレーニングを敢行し、身体作りの助言を受けました。
「栄養面、トレーニングを含めて、正しい練習をどれだけこなせるかに重点的にやっていて、凄く勉強になった」と語っています。
プロテイン摂取を含め、1日6~7食の生活を続けたといいます。
大谷翔平の食事のエピソード【メジャー時代】
出展元:スポニチ
シーズン中の食事はクラブハウスから3食バイキング形式で提供されます。
メジャーの選手はステーキやチキンなどの肉類中心の食事を摂るようですが、大谷翔平選手は、栄養バランスを自分で考えてたメニューを選んでいるそうです。
20代の男性の1日の摂取カロリーは2300kcalですが、大谷翔平選手はシーズン中は体重を維持するために4500kcalを摂取することを心掛けているそうです。
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筋肉の元となるタンパク質の摂取に積極的で、豚ヒレ、鶏胸、鶏ささみ、魚介類など、糖質が少なくタンパク質が豊富な食材を食べるようにしているそうです。
「1食につき3種類以上の主菜から合計60g以上のタンパク質を摂取できるように調整している」とも語っています。
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大谷翔平の管理栄養士は大前恵
出展元:BuzzFeedNews
エンゼルスに移籍が決まり、日ハムでの寮生活からアメリカでは一人暮らしとなりました。
食事はというと、シーズン中は自炊することはほとんどありませんが、キャンプ中は朝昼の2食、自主トレ期間は食事の提供はありません。
移籍当初2月にアメリカアリゾナ州のテントにキャンプインした大谷翔平選手の食事の組み立てをサポートするために、同行したのが管理栄養士の大前恵さん。
メジャーリーガーといえば、栄養バランスを考えた妻の手料理などが絶賛されることがありますが、大谷翔平選手は自分で管理しなくていけませんでした。
大前恵さんは、侍ジャパン、東北楽天ゴールデンイーグルス、元野球選手の上原浩公さんなど国内外で活躍するトップ選手をサポートしてきました。
日本で基本的な知識を身につけた大谷翔平選手が、食文化が異なるアメリカでも体重を減らすことなく、タンパク質を摂取するサポートをするのが大前恵さんの仕事となりました。
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キャンプ中は一緒に夕食しながら、タンパク質を効率的にと摂れる食材や低脂質となる調理法を説明していました。
大谷翔平選手からは栄養についての指導を求められることはなく、自分が調べた事について意見を求められるといいます。
「これはどういうことですか」ではなく、「どう思いますか?」と聞かれ、こうするのが一番良いと提案しなくてはいけないそうです。
例えば、
『その方法を試して体格を変えるのはいいことだと思うけれど、パフォーマンスは発揮できない結果が多くみられるので、この時期にはやらないほうがいい』
出展元:BuzzFeedNews
といった答えを求められるといいます。
さらに、
「いい意味で、食に対してこだわりがない。シーズン中は、食べることは必要な栄養を摂るための『作業』に近いようで、野球の一部なんですね」
出展元:BuzzFeedNews
食事に関しても徹底したプロ意識を感じるといいます。
ちなみに、全日本女子バレーボールチームもサポートしています。

大谷翔平選手と噂になっている狩野舞子さんの仲と取り持ったのが大前恵さんと言われています。
まとめ
大谷翔平選手の食事に関して紹介してきましたが、やはりストイックな管理をしていました。
高校時代の食事からつながるように、今の大谷翔平選手は何年もかけて積み上げてきた賜物なのだと思いました。